10代のカップル

性的欲求はあるのに、体がそれに応えてくれないと悩む男性は多く、中でもED(勃起障害)に悩む人は歳を重ねるごとに増えています。
EDを改善させる方法はいくつかありますが、薬による治療の方法が一般的です。
このED治療には経口薬を服用するのが効果的であり、日本では現在3種類のED治療薬が製造・販売が認可されています。
3種類共に特徴が異なり、その中で最も早く効果が出るものが「レビトラ」です。

レビトラは、3種類のED治療薬の中で2番目に承認された薬で、主成分はバルデナフィルです。
因みに、最初に承認されたA薬はシルデナフィル、3番目に承認されたC薬はタダラフィルという有効成分が配合されており、それぞれ異なる主成分となっています。
そのため、三種三様の特徴・効果があるわけです。
ここでは、2番目に承認されたレビトラの特徴や効果を知って、10代のときのような充実した性生活を送りましょう。

レビトラに含まれる成分バルデナフィルの紹介

レビトラに配合されている主成分は、バルデナフィルという物質です。
このバルデナフィルは、比較的水に溶けやすい性質となっており、これはA薬のシルデナフィルやB薬のタダラフィルには無い特徴の一つでもあります。

バルデナフィルの構造図

レビトラを服用すると、体内の血液に吸収されて陰茎の海綿体に運ばれていきますが、その最高血中濃度へ到達する時間は約40分~50分となっています。
A薬のシルデナフィルの最高血中濃度到達時間は約1時間、C薬のタダラフィルの最高血中濃度到達時間は約3時間となっています。
このように、レビトラは即効性のあるED治療であると言えます。

即効性のあるレビトラは初心者におすすめ

レビトラを服用すると約30分前後には効果が現れ、40分程度でピークを迎えます。
その後、約6時間程度持続します。
A薬も5時間~6時間ほど持続しますが、A薬で効果が得られないという人も多いです。
こうした人達がレビトラに変えたことで、満足できる効果が得られたというケースは多いです。
従って、初めてED治療を行う場合にはこのレビトラを使用するのがおすすめです。

レビトラの作用と注意点

勃起が起こるまでには、性的興奮によって脳が刺激を受けることで体内に一酸化窒素が大量に放出されます。
そして、陰茎の海綿体の毛細血管が拡張し、血液が大量に流れ込むことで起こります。
逆に、勃起が治まるのには、血管を拡張させる物質をPDE5と呼ばれる酵素が破壊することで、血管拡張が治まりそれと同時に勃起状態も治まります。
レビトラの主成分バルデナフィルには、勃起状態を治めるPDE5酵素を阻害する作用があり、この阻害作用が持続することで勃起状態を継続させることができるのです。

ここで注意したいことは、「レビトラを服用することで、必ず勃起状態を作り出すことができるわけではない」ということです。
勃起状態を作り出すために必要なのはあくまで性的興奮・性的刺激です。
EDの症状は、勃起不全の他にも性欲減退などもあり、性生活自体に興味が無くなってしまうと更に治療が必要となります。
レビトラには性的興奮を起こす作用や性欲を増強させる効果は期待できないため、性欲が衰えていない初期のED治療に向いています。

食事の影響を受けにくいレビトラ

ED治療薬の大きな特徴でもあるのが、食事影響の有無です。
これも3種類の治療薬によって異なっており、A薬のシルデナフィルは食事の影響を非常に強く受けます。
そのため、必ず空腹時に服用します。
C薬のタダラフィルは食事に左右されにくく、1回の食事が800kcal以内であれば食後の服用も可能です。
しかし、食事後と食事前では、やはり食事前の方が吸収率が良いため、できれば食事前に服用するのがおすすめです。

レビトラの主成分バルデナフィルは、標準的な食事では影響を受けないとなっています。
この標準的な食事とは、食事の総エネルギーにおける脂肪割合が30%以内である献立のことです。

例えば、成人男性(18歳~49歳)の1回の食事における標準摂取カロリーは880kcalであり、その30%は293kcalとなります。
栄養学では、脂質1gで9kcalであることから、脂質293kcalは32.5gとなります。
脂肪分32.5gを食事で例えると、牛丼大盛1杯(大手チェーン店)で24.4g、生姜焼き定食(大手チェーン店)29.0gよりも多いということになります。
このことから、たとえしっかりと食事をしてから服用しても、レビトラの効果を得ることができます。

服用タイミングは食前がおすすめ

食事の影響を受けないと言っても、食事をしてしまうと有効成分の吸収率は空腹時よりも低下してしまいます。
また、1回の食事にどのくらいの脂肪分が含まれているかまでは、なかなか分かるものではありません。
そのため、レビトラを服用する場合にはなるべく食前を選ぶことをおすすめします。
10代のような性生活を送るためには、しっかりと体内に吸収させることが大切です。

レビトラと日々の亜鉛摂取でEDを治そう

EDを治そうと頑張る男性
EDの症状が初期段階であれば、レビトラと栄養のある食事を続けることで、10代の頃のような充実した性生活を送ることは十分に可能です。
栄養のある食事とは、勃起不全を起こす原因の1つである亜鉛不足を解消する食事のことです。

亜鉛はタンパク質の合成や骨の成長に必要不可欠なミネラルであり、マグネシウムと共に約100種類もの酵素と密接に関係しています。
しかし、現代人はどの年代においても、1日9mg(成人男性の場合)の必要摂取量を十分に満たしていないのが現状です。
亜鉛が不足すると、DNAやその他さまざまな酵素の材料が不足することになり、細胞の修復が出来なくなります。
それによって免疫力が低下し、皮膚炎や味覚障害、脱毛症を引き起こしたりします。
更に、ED(インポテンツ)の原因にもなることが分かっています。

亜鉛不足は前立腺障害をも招く

勃起をさせるためには、勃起状態を作り上げる陰茎海綿体に十分な栄養を与えることが必要であり、特に男性ホルモンの代謝に必要不可欠な栄養素の1つが亜鉛です。
亜鉛が不足することでEDの原因になるほか、前立腺障害をも引き起こす可能性があります。

亜鉛は精子数にも関係している

アメリカの大学で行われた「亜鉛不足が引き起こす勃起障害の実験」によると、1日の亜鉛摂取量を1mg(成人男性の場合は9mg必要)に制限した食事を5人に6ヶ月摂取し続けてもらい、その後被験者の精子数を調べました。
その結果、5人中4人に精子数の減少がみられ、更に5人中5人全員に男性ホルモンのテストステロンの量が低下していました。
このことからも亜鉛は精子生成の役割に大変重要な栄養素であることが伺えます。

亜鉛を含む食べ物について

テストステロンは男性ホルモンの一種で、男性ホルモンの大部分を占めています。
そのため、男性らしい体を作るうえで欠かせないホルモンなのです。
更に、精神的活動においても大きな役割を果たしており、精力を増大させるドーパミンの産生にも働きかけ、勃起に必要不可欠な一酸化窒素の産生をサポートします。
勃起に大きく関わるテストステロンを増やすためには、亜鉛の摂取が必要不可欠であり、1日に十分な量を摂取することで、EDを予防することができるようになります。

亜鉛を多く含む食材

  • 牡蠣
  • レバー
  • うなぎ
  • ナッツ類(カシューナッツ・アーモンドなど)
  • ホタテ
  • 豚肉
  • ささみ
  • 煮干し

これらの食材と、亜鉛の吸収率を高める効果のある動物性タンパク質・クエン酸・ビタミンCなどと組み合わせて摂取することが望ましいです。
逆に亜鉛吸収率を低下させるものもあります。

亜鉛吸収率を低下させる成分

  • 食物繊維
  • タンニン
  • フィチン酸(大豆に多く含まれる)

また、砂糖を多く使用している食べ物も避けましょう。
血糖値が上昇することでインスリンが分泌され、それを分解するのに亜鉛が使われてしまうからです。

亜鉛自体にはED治療効果はない

このように、亜鉛は性機能を正常に保つために必要不可欠な成分です。
しかし、いくら1日に必要な亜鉛を摂取してもEDを改善させることはできません。
なぜなら、亜鉛にはEDを治療する効果が無いからです。
あくまで、勃起へと導くために必要な、テストステロンの分泌量をサポートする働きがあるということです。
そのため、レビトラによるED治療と並行して行っていくことが理想です。

日常の亜鉛摂取とレビトラの服用が効果的

亜鉛を多く含む栄養バランスの取れた食事を心掛けることで、男性ホルモンが増加し、ドーパミンの分泌も活発になることから、性生活への活力もみなぎってきます。
十分な性的欲求によって勃起が起こり、レビトラの働きによって、その状態が長時間にわたり持続されるようになります。
勃起状態が持続されることで、性交渉中の中折れや自分の意志に反して急に萎えてしまうといったED症状が改善されていきます。

積極的に亜鉛を摂取するよう心掛け、性交渉の際にはレビトラを服用することで、10代のような性交渉ができるようになります。
そうなれば自分も満足が得られますし、パートナーも満足させてあげることができ、大きな自信へとつながっていきます。

器質性EDにもレビトラは効果があるか

ストレスを感じる男性EDの原因の大半は加齢によるものですが、その他にもストレスや何らかの疾患が原因で起こる器質性EDがあります。
では、器質性EDの改善にもレビトラは効果的なのでしょうか。
器質性EDは、体に起こった原因によって大きく3つに分類され、その原因が「血管障害」「神経障害」「内部分泌機能低下」です。

血管障害

加齢や生活習慣病によって糖尿病や高血圧や高脂血症による動脈硬化、前立腺がんや前立腺肥大症の外科的手術によって、陰茎(またはその付近)の神経や血管を損傷したことで起こるED症状を指します。
勃起させるには、陰茎海綿体の毛細血管を拡張させて大量の血液を送る必要があります。
しかし、これらの原因で血管に損傷が起きてしまうと、十分な血液を陰茎まで届けることができないためEDになってしまいます

神経障害

不慮の事故によって脳から脊髄、陰茎までの伝達神経を損傷したことで起こるED症状を指します。
勃起は、脳で感じた性的興奮や性的刺激を、脊髄を通って陰茎へと伝えることで初めて起こります。
それを伝えるのが伝達神経であり、その大切な神経を傷付けてしまうと、脳からの指令を伝えることができなくなりED症状が起こります

内部分泌機能の低下

過度のストレスは、体のバランスを調整している自律神経を乱れさせ、様々な組織の機能を低下させます。
また、飲酒や喫煙も同様に自律神経のバランスを乱します
自律神経が乱れると体の代謝も悪くなるため、勃起に必要なテストステロンが十分に分泌されなくなり、その結果EDになってしまいます。
ストレス、飲酒、喫煙は血管を収縮させることが分かっています。
すると、栄養分を十分に陰茎まで届けることができなくなり、EDへと発展していくのです。

レビトラの器質性EDへの有用性は高い

器質性EDの治療は、発症原因と照らし合わせて行っていくことになります。
血管障害が原因の器質性EDでは、バルデナフィルを主成分とするレビトラの他、シルデナフィルが主成分のA治療薬、タダラフィルが主成分のC治療薬を服用することで、大きな改善効果が期待できます。
その有用性は80%以上と高く、また副作用も少ないので高齢でも服用可能です。
ただし、疾患や常用薬によっては併用ができない場合もあります。

ED治療を諦めないことが肝心

神経障害が原因の器質性EDでは、中折れ状態(性交渉中に萎えてしまうこと)になったり、神経や血管に特別損傷が無い場合においては、レビトラなどのED治療薬が効果的です。
特に、性器を刺激することで勃起までは至らなくとも、性器が少しでも反応する場合には、レビトラでも効果を発揮する可能性があります。
たとえ不慮の事故で神経を損傷しても、2年程経過すれば徐々に神経がつながっていくこともよくあります。
神経がつながれば勃起機能も改善される可能性は十分にあるため、諦めずに治療を続けましょう

レビトラで効果が出なかった場合

もし、レビトラなどのED治療薬を続けても効果が出なかった場合には、治療薬を陰茎に直接注射するICI療法が用いられます。
ICI療法を行うことで、催淫作用のない内服タイプの治療薬とは異なり、性的刺激や性的興奮を得なくても勃起させることができるようになり、有用性が更に高まります。

レビトラのリスクを理解することも大切

内部分泌機能の低下が原因の器質性EDでは、性欲減退がみられない場合にはレビトラなどのED治療薬が効果的となります。
しかし、器質性EDの場合、男性ホルモンのテストステロンを補うことによって、多くのリスクが起こる可能性があります。

例えば、高血圧の人はテストステロンが増加することで通常の10倍のスピードで動脈硬化が進行する可能性があります。
更に、前立腺疾患のある人は前立腺がんや肥大症の症状が進行してしまう可能性もあります。
その他にも、男性ホルモンの一種が原因とされるAGA(男性型脱毛症)を進行させます
その為、服用する際には医師に相談してから判断するようにしましょう。
器質性EDだからといって、全くレビトラが使用できないわけではないので、「10代のような性生活を送るのは無理か」と諦めるのではなく、まずは医師に相談して自分に合った治療を見つけましょう